Electro-Harmonix B9/C9 Organ Machine 仕様と違いについて

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前回、ギターでオルガンの音をだすことについて熱く語ってしまって、肝心の中身について触れなかったので、少し見ていきたいと思います。

ジャズかロックか

おおざっぱにいうと、B9とC9の違いはジャズよりかロックよりかというところです。
あとB9はパイプオルガン的な音がある反面、C9にはメロトロンなどのヴィンテージキーボード臭もさせてるってところもポイントです。
C9の方が後発な分、若干操作性も上がってるみたいではあるようですね。

僕の場合、サンプル映像を見る限りにおいて、完全にB9にやられてしまってるのですが、メロトロンの音がでることや、使い勝手が良さそうなのでC9にも惹かれてます。
でもやっぱりオルガンと言えばジミー スミスとブッカーTだよなあ。

というわけでプリセットされた9つの音をそれぞれみてみると

B9は

1. Fat & Full (ファット&フル) : オクターブ上と下の音が追加され、音量が倍になったサウンドです。

2. Jazz (ジャズ) : 今は亡き偉大なオルガニスト、ジミー・スミスを彷彿とさせるクールでスムーズなジャズ・トーンです。

3. Gospel (ゴスペル) : オクターブ上のドローバー(パイプオルガンの操作子)が追加された、素晴らしくソウルフルなトーンです。

4. Classic Rock (クラシックロック) : プロコル・ハルムの”Whiter Shade of Pale”のようなクラシックロックサウンドです。クラシックな、歪んだオルガンサウンドのタッチが加えられています。

5. Bottom End (ボトムエンド) : 低い方のドローバーが追加されたサウンドで、ギターサウンドに低音を加えたり、B3のベースサウンドをシミュレートします。

6. Octaves (オクターブ) : 基本のトーンに1オクターブ上の音を加えたもので、LedZeppelinの”Your Time is Going to Come”のような曲を演奏するのに最適なサウンドとなります。

7. Cathedral (カテドラル) : リバーブを高めに設定すれば、巨大な大聖堂のパイプオルガンの前に座っているようなサウンドが得られます。

8. Continental (コンチネンタル) : クラシックソングである”96 Tears”や”WoollyBully”または”House of the Rising Sun”に近いクラシック・コンボオルガンのサウンド。

9. Bell Organ (ベルオルガン) : エレクトリックピアノとオルガンのミックスサウンド。

C9は

1. Tone Wheel(トーン・ホイール) – クラシックなトーン・ホイール風のオルガンサウンド。

2. Prog(プログレ) – エマーソン・レイク・アンド・パーマーのキース・エマーソンの巨大なサウンドを彷彿とさせる。

3. Compact(コンパクト) – レイ・マンザレクがドアーズの“Light My Fire”で奏でたトーンをシミュレート。

4. Shimmer(シマー) – ブライアン・イーノやダニエル・ラノワによって有名になったサウンドがベース。

5. Lord Purple(ロード・パープル) – ディープ・パープルのジョン・ロードに敬意を表し、彼のようなオルガンサウンドをシミュレート。

6. Mello Flutes(メロトロン・フルート) – ビートルズの“Strawberry Fields Forever”のクラシックなメロトロン・フルート・テープサウンドに敬意を表したシミュレートサウンド。

7. Blimp(ブリンプ) – レッドツェッペリンの楽曲で聴けるようなサウンド。

8. Press Tone(プレス・トーン) – ビートルズの“Let It Be”で聴ける素晴らしいオルガンサウンドをシミュレート。

9. Telster(テルスター) – トルネードスの“Telster”という曲で使用された伝説のクラヴィオリン(電子鍵盤楽器)サウンドをイメージ。

うーん、どれも使ってみたい。

ちなみにつまみはこの9つのプリセットを選択するノブ以外に、DRY、ORGAN、NOD、CLICKとあってこれは2つとも共通です。
DRYはエフェクト音とギターの原音の調整、ORGANはエフェクト音の音量、MODはモジュレーションのスピード、CLICKはアタック音の調整と大きく音の性質を変えるものではないようです。
つまりプリセットの音が全てということですね。まあプリセットでだいたいのオルガンの代表的なサウンドを網羅しているので、こちらの方が扱いやすくていいと思います。

和音とレイテシー

一番特筆すべき事が最後になっちゃいましたが、ここまでのものができあがった背景には、「和音の対応」と「レイテシーの少なさ」という技術がかかせないと思います。
今までのシンセ的なエフェクターは単音が中心でした。シンセベースとかもそうでしたね。エレハモはPOGやHOGなどでどんどん和音対応を進めていってましたし、レイテシーに関しても、普通に使って遜色ない程までに反応をあげてきています。
もう、特に早弾きさえしなければ何も問題ないんじゃないでしょうか。でもこれってすごいことですよね。
なんとなくエレハモってきわものをいっぱい出してるし、ビッグマフも時代によって音が違うし、社長が筋肉質だしであんまり技術力っていうイメージがなかったんですが、じつは密かにすごかったんですね。きわもの達もよく見ると高機能なものが多いですしね。


※エレハモの社長です。

今後の展開

もしかしたらただのきわものとして、一時的に騒がれただけで終わってしまうかもしれないですが、今後は2つの展開が考えられると思います。

1、曲の合間に一瞬必要な時に。主に宅録用。
2、オルガン好きな人々がさらに新しいサウンドとして追求する。

ぜひ2の人が大勢いることを祈ります。
もちろん、弾いているのがギターなので音がのびないとか、ピッキングのニュアンスだとか、キーボードとは違うわけなので、そこを逆にメリットとして面白い使い方をする人がでてくるといいなあと思います。
エレハモってきわものが多いけど、それぞれに熱烈なファンがいますもんね。

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